物欲を満たして創作意欲を失くすなよ
社会人も5年、7年、10年と年数を積み重ねていくと、
おのずと年収も増えていくわけで、
そうなってくると、ランチは1000円越えも余裕だし、飲みの回数も増やせるし、
服だってワンランク上のブランドを買えるようになる。
さらに、ちょっと家賃の高いところへの引っ越しもかなえて、
部屋には2、3万するお気に入りのキャラクターのフィギュアや、
6、7万する新進気鋭のアーティストの絵なんかも飾って、
ソファーも20万以上のものをボーナスでゲット。
部屋はいい感じにえせポートランド風。
毎日、仕事を終え家に帰ると、間接照明をつけ、
マツコの深夜番組を観ながら軽く一杯、
満足感にひたって一日を終える。
以上は、完全な妄想だが、
クリエイターとか名乗っているやつらに限って、
仕事から帰ったらなにもしないで
そんな一日を過ごしているように思う。
少しいいものを手に入れて物欲をみたすと、
ひとは創作欲をなくしてくんだと思うのだ。
クリエイターと名乗るからには、
仕事から離れてもクリエイターでいてほしいじゃないか。
どんなに無駄なものでも、稚拙なものでも、
考えることに、つくることに意義があると思うのだ。
ダウンタウンの松ちゃんがいってたっけ、“創るやつが一番偉いんだ”と。
収入が増えても、家族をもったとしても、何歳になっても、
その気持ちだけは捨てたくない。
自分を戒めるためにも書きました。